2016年5月31日火曜日

VO2maxの推測値算出について

Polarの製品はチェストバンド式心拍計を用いることで、VO2maxの推定値を算出することができる。最新のGarminはなんと光学式心拍計で算出する機能を備えている、この両者の違いについて簡単にまとめてみた。
本当に簡単なレベルでしか理解できていないので恥ずかしい限りであるが・・・


VO2maxの測定

wikipediaの最大酸素摂取量(VO2MAX)の項には、3通りの推定値算出方法が載っている。
以下wikipedia のVO2maxの項より
最大酸素摂取量を定義通り計測するのは健康な人には危険である。それ故、最大酸素摂取量を推定する様々な方法が考案された。

Uth–Sørensen–Overgaard–Pedersen 推定


最大心拍数と安静時心拍数から推定する方程式がデンマークの研究者グループにより作られた。
この方程式は最大心拍数(HRmax)と安静時心拍数(HRrest)を使用し、最大酸素摂取量の単位は mL/(kg・分)。





クーパーテスト


詳細は「クーパーテスト」を参照ケネス・クーパーが1960年代後半にアメリカ空軍にて研究を行った。この研究による成果の一つがクーパーテストで、12分間走の走行距離から推測する方法である。




d12 は12分間走の走行距離(単位はメートル)で、最大酸素摂取量の単位は mL/(kg・分)。


20メートルシャトルラン


詳細は「20メートルシャトルラン」を参照20メートルシャトルランでも計測できる。これは Leger と Lambert の論文 "A Maximal Multi-Stage 20-m Shuttle Run Test to predict VO2 Max" にて発表された。


上記より詳しい算出方法は(クーパーでなくロックポート・ウオーキングテストであるが)
出典:http://www.ericadhouse.com




Polar の推定方法

基本的には”Uth–Sørensen–Overgaard–Pedersen 推定”に近いもののようである。
事前に用意すべきパラメータは
年齢、身長、体重、性別、できれば週あたりの活動状況であり、
Polarのデバイスを使って測定する項目は安静時の脈拍数と心拍変動R-R間隔測定である。

以前にもブログに載せたが、R−R間隔の測定は今のところ光学式心拍計で測定できないので、Polarのチェストバンド式心拍計が必要になる。


Polarのページより R-R間隔

参考 「HRV(心拍変動)とR-R間隔測定」
http://www.polar.com/ja/about_polar/news/hrv_rs800cx









Garminの推定方法
これはGarminというより、Garminにフィットネス計測サービスを提供しているFirstBeat社の測定方法である。ちなみにこのFirstBeat社(https://www.firstbeat.com/en/)はPolarと同じくフィンランドの会社であり、SUUNTOやSONY、SAMSUNGにも同様のサービスを提供している。
 VO2maxへのアプローチは”クーパーテスト”型に近く、個人の諸元(年齢、身長、体重、・・・)が必要であり、実際にデバイスを装着してある程度の回数運動したデータも要求される。
詳しくは下の、FirstBeat社の2つのテキストを参考にされたい
測定すべきものが心拍数そのものであり、PolarのようなR-R間隔(心拍変動も?)については活用していないので光学式心拍計でもVO2maxが推測できる仕組みとなっている。



最後に

PolarとFirstBeatどちらが優れているかは私には判定不能である。ただ両者とも測定するタイミング等の諸条件を揃えることで、トレーニングの進捗状況を測る目安には十分使えるといったところか。(Polarの場合は朝起きてから10以内に測定、ガーミンの場合は朝6時に決まったコースでクーパーテストを行う等であろうか?)



0 件のコメント:

コメントを投稿